kiee piano blog

40代ピアノ愛好家の自作曲紹介、音楽ネタ。それ以外も。

テンパリングを教えてくれたコワモテ先生

2月は受験生や親御さん、試験期間中の学生さんに
とって、まさに正念場と言えるのではないでしょうか。
かくいう私も、色々と正念場を迎えており、
翼の折れたエンジェルでも歌いたくなるような
毎日ですが、気持ちを奮い立たせる言葉を集めては、しのいでいます。

もうすぐ、バレンタインデー。これもまた、人によっては正念場だったりするんでしょうか?

私が初めて、手作りチョコにチャレンジしたのは、
高校生の時です。

その手ほどきをしてくれたのは、英文法の先生でした。

その先生は強面で、白髪まじりの髪をオールバックにした年配の紳士でした。美味しんぼ海原雄山にどことなく似ていました。

学級担任も持っていないし、授業も全く優しくないので、生徒とワイワイするような雰囲気でもない。

でも、何故か、私は仲良しになりました。
きっかけがあったのかなかったのか、全く覚えて
いません。英文法も当時は苦手でした。

なのに、英語の先生方が集まる英語教官室に友達と一緒にしょっちゅう遊びに行っていました。

その先生は意外なことに、スイーツ作りを趣味にしていました。お手製ケーキを持ってきてる日は、授業が終わると、怖い顔で、側にきて、後で教官室に来なさいと言い、呼び出すふりをして教えてくれて、食べさせてくれました。

2月のある日、先生に
「お前、好きなやついるのか?」 と聞かれ、

「うん、いるよ。ちょび髭(仮)先生」と答えると

「手作りチョコ渡すなら、作り方教えてやる」と言って、
数日後の昼休みに調理室を貸しきり、私たちを招いて、手作りチョコ教室を開いてくれました。

振り返ってみると、材料も全て用意してくれていた気がします。私たちは、ただ、箱とラッピング道具を持っていっただけのような…。図々しいですね。
当時は浮かれていて気付きませんでした。
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そこに、面白そうといって、理科の女先生もやって来て、ワイワイキャーキャーしながら、ガナッシュを作りました。

ガナッシュは溶かしたチョコに生クリームを
入れて練り、ころころ丸めたチョコレートです。
ココアパウダーや粉糖で仕上げることが多いです。

しかし、我々が作ったガナッシュはその表面を艶やかなチョコレートでコーティングして仕上げるものでした。
コーティングチョコを作るためにはテンパリングという温度調節が必要でした。

チョコを湯煎にかけ、温度計を差し入れて40度位の温度まであげて溶かしたら、今度は氷水をあてて
28度位まで冷ます。そしてまた湯煎にかけ32度位までに上げたら、艶つやチョコの完成です。

チョコに水がかからないよう、注意して。
面倒だけれど、大事だよ!と授けて頂きました。

そして、私は出来上がったチョコを、放課後、お目当ての先生に届けたのでした。
とっても、喜んでました。作っているのも知っていたみたいでした。

今でも、バレンタインデー近づく度にこのことを
思い出します。
手作りチョコをするときには、もちろん、テンパリングをします。

最近は、友チョコなるものが、定着していて、
それがまた、こちらの小中学生は手作りが主流。

一緒に作ってと頼まれる度に、テンパリング
うんちくを語っています。
今年も語るのかな?

夫には、いつも、自分も食べたいのを買って一緒に食べます。
楽しみだなー。ちょっと贅沢してしまおうかな。

ではでは、この辺で(^^)/