描けない私の密かな訓練
もう、長いこと、このブログを読んで頂いているかたは、お察しかと思いますが、私は絵が苦手です。
コンプレックスといっても過言ではありません。
写生大会とか、見ながらならまだ何とかできるんです。
だけど、なにもないところから書くことができない。
高校に入り、美術は選択しなかったから、
もう、逃げ切れたつもりだったのですが…。
まずは、子供ができて、クレヨン、色えんぴつ
を手に取らねばならなくなりました。
子供→可愛い、くまちゃん! …犬だけどね
可愛い、きつねちゃん!…それも犬
可愛い、ねこちゃん!…それがキツネちゃん
花といったら、ギザギザチューリップ。
真ん中に丸を描くタイプの花は花びらをいくつ
つけたらよいのか自信がもてない。
そんな風でも、子供は喜んでくれたし、一緒に好きな絵本を見ながら真似して、お絵描きするのはとても楽しかった。
放っておいても、子供は絵が上手くなり、私へのリクエストはしなくなっていって、あ、これでもう、
お務め終了と思いきや…
福祉施設に勤めるようになると、絵を書かねばならないシチュエーションが山盛りという、極めて危機的な状況に陥るのです。
時節やイベントにあわせた絵や創作。
刺繍の下絵になるようなイラスト。
得意な人は、いとも簡単に仕上げていきます。
急に任せられるので、お手本を持ってくることもできません。
折り紙さえ、ほとんどやってきませんでした。
母と遊んでもらった記憶もないし、
基本、外遊び派で、家に帰れば人形遊びか、
漫画を読むか、ピアノを弾いていました。
あまりにできないので、年上の同僚には、
若い人は折り紙なんかでは遊んでこなかったのねと言われる始末。
いや、若くないしね、普通みんなできることが
できないだけだよ。
情けないのでボールペンで書けるイラスト本を
買いました。
今の時期なら、梅、桜 。
あとは、刺繍の下絵になりそうな可愛い絵。
これを覚え込んで備えました。
折り紙も子供に教わり、家で練習しましたし、七夕飾りも予習しました。
幸いなことに、私に似ず創作が好きなようで、学校でずいぶんと覚えて帰ってきてくれました。
こんな、私だから音楽オリエンテーションは
自分にとっても、心の解放場所でした。
これからは、有給の消化でポチポチと休みつつ
春にはこちらの職場を離れます。
だけど、メッセージカードに花を添えるくらいは
したいから、その本はまだまだ活用するつもりです。
新しい職場でいかせるかは??です。
いつか、オリジナルを書けたらなんては途方もない夢です。
こちらは、子供が小さい頃、一緒に真似っこお絵描きした絵本
やなぎむらのお話シリーズ。何度も図書館で借りたお気に入りの絵本です。
小さい虫たちの暮らしぶりにワクワクします。
その絵↓
書いたのは左が私、右が子供。
確か、それぞれ別のお話の真似っこですが、
糸電話が二枚の絵を繋げています。みえるかな?