とても胸がざわついている。極めて母親的な話。
子供が築いた社会をどこまで知るのが正解なのか
、ふと、考えている。
あいつがムカつく、学校や部活でこんな揉め事があった。
何でも親に打ち明ける。よって、親は事情通。
その親たちが、ワイワイとだよね、でしょー、
それは何とかしないとだね。
その人たちに、とっては、きっとそれが、当たり前の世界。あるべき状態。
そんな世界の中で全然、知りませんでした。
うちは、楽しいことしか話してきませんという私。
それはきっと、ここんち大丈夫?と受け止められるのだろう。
掘り下げないと!と言われた。
何でも親に話せるほうが理想的な風潮がある。
でも、私は正直、うちはうちだと思っている。
なんでなら、自分だって、中学生、いや、小学生の頃から、いちいち、あの子が意地悪だの、もめてるだの、ましてや、好きな子がいるなんて、親に言いたいとも思わなかったからだ。
だから、うちのJr.の話す学校の話題がいつもポジティブで、ネガティブといえば、宿題が多いとか
基礎練がきついとかくらいでも、焦ってはいない。
友達の話は愉快な話ばかり。
帰宅の第一声はいつも、お弁当美味しかっただ。
それも、ほんとに嬉しそうに言う。
なんと言うか、その気持ちを信じている。
辛いことがあれば、恥ずかしがらずに話してねとは
伝えてるが、未だにない。
様子をみて、SOSはキャッチしたいとは思っている。
でも、今のところ、塞ぎこむのはみたことがない。
一度だけ、ネガティブ体験を伝えてくれたことがあった。
私がいつだか、めそめそと布団にもぐって、私はダメ人間だと嘆いていると、
そんなことない。こっちもダメなことあったよ。このあいだ、うまくできなくて、先輩に怒られて、泣いちゃって、辛かったけど、友達が慰めてくれて、大丈夫になったよ。
忘れられるよ。なんだっていつか大丈夫って思えるよ。
と泣きながら慰めてくれてたのだった。
このときに初めて、知った。
あー、やっぱり、辛いこと、この子にもあるんだなと。
なんで、私に言わなかったの?
と聞くと
友達が助けてくれたから平気だった
と答えた。
そうなんだ。
いいじゃないか。
ならば、私は最後の砦でいようじゃないか。
その砦があることをしっかり伝えていればいいじゃないか。愛しているを伝えていればそれで。
と、思っているから、親子そろってのほほん。
悪くいえば、不思議さんでも構わない。
こちらはいたって、真面目に生きているのだ。
私の気持ちはいつでも、揺るぎないのだ。
セカイヘイワ…
なんて、開き直っていることは言えずに、そうですよね、私も色々聞いてみないとですねと合わせることしかできないのだが…。
私たちの学年は親も色んなこと知ってたのよ。
あなたたちの学年は一人っ子が多いからね~。
まとまってないみたいよ。
でたよ、一人っ子いじり。
猫可愛がりだって?いつの世も変わらないな。
今からもうけろと?それとも、過去を悔いろと?
二子以上育てるのが正義?
デリカシーがなくても許されるくらいに?
相手が嫌な気持ちになれば、それってイジメでしょ?あの子、ほんと、性格悪いから気を付けなってアドバイスしてくれたけど…
私、嫌な気持ちになってますよ。
一人っ子イジメ、やめてください。
こんな玄関先で私たちの何がわかるの?
ずっと、胸がザワザワしている。
子供の社会で起きたトラブル。
それを知ってしまった当事者の親は胸を痛め、或いは手をこまねいているだろう。
それは子供の社会において、気づかれていなかったことなのか、見過ごされていたことなのか…。
トラブルを知っていたかJr.に聞くと、
先生が家庭の事情でその子はしばらく休む
と言っていた。それしか知らないと答えた。
それを信じる。
全体でやっているラインには問題はなかった。
意地悪は個別グループのラインで働かれていた。
Jr.はそのメンバーではなかった。
そこに属するメンバーは意地悪いうなとは言えなかったのだろうか?
もしくは、言われた子をかばうことは?
メンバーではない君も、もし、その一旦を
学校生活の中で垣間見ていたとしたら、関わって
あげれる人であってほしい。
一人が無理なら結託をして。
子供の世界は社会の縮図。
ただ、一個人を育て、祈るばかりだ。