花束
3月9日。市内の中学校は今日が卒業式です。
小学校からほとんどメンバーが変わらない地域性なので、高校進学で初めて、それぞれの行き先が別れます。
うちの子供はまだ先輩を見送る立場です。
それでも、お天気を祈っていました。
雨があがれば、校庭で演奏をして、見送りをするそうです。
雨あしは大分、弱くなってきました…。
私も先日、職場で最後の日を迎えました。
小学校の卒業くらいの長さでした。
特に、何もしないでくださいと言ったのですが、
花束を頂きました。
淡いピンクと紫の綺麗な花束でした。
私のイメージだそうです。
そうだったんだ。
自分の心の中は、ガヤガヤしていたり、苛立っていたり、沈んでいたりしていたのに。
時に優しすぎると咎められ、それを覆そうと、
快活に、時に厳しく振る舞っていたつもりだったのに。
されど、この淡いイメージがぴったりだと、
笑顔で見送って頂いて、私はこれでいいんだと
思えました。
心の中ではそっと、赤い薔薇一輪を咲かせてはおりますが。
味気ないことを言えば、組織としては、やはり、形を整えることは必要ですよね。
私も餞別の御菓子、約100人分用意しました。
なかなかの覚悟でした。
近しい方々には、一言メッセージを添えました。
うまくまとめきれなかったけれど、感謝を伝えたつもりです。
理不尽なこともたくさんあったし、失敗もたくさんあって、もう、嫌だ!無理だ!って思ったのに、
終わりの日を迎えて、自分も大切な一員だったんだなと気づかされました。
卒業式ではレミオロメンの3月9日が歌われるそうです。
瞳を閉じればあなたがまぶたのうらにいることで…
今は感傷的な気持ちに素直に従って、桜咲く季節を
勇気をもって迎えたいと思います。
とても、いい香りがします