kiee piano blog

40代ピアノ愛好家の自作曲紹介、音楽ネタ。それ以外も。

ジャズピアノ半年で逃げ出しました

Jr.が小学生の頃、
スイミングスクールに通っている頃の話です。

そのスイミングスクールは、家から微妙な距離で、
一度帰って出向くには時間が中途半端。
かといって、毎回、ずっと見てるのは、
観覧席ママグループのワイワイ感が、
そこでは、ぼっちの私には居心地が悪く、何か、
いい時間潰しはないかしらと思っていた。

近くにカルチャースクールがあることは、
前々から知っていたので、ちょっと
覗いてみることにした。
そうしたら、なんとまあ、丁度その時間に
ジャズピアノ講座が隔週であった。
レッスン時間は30分。
月謝は5000円少々でピアノにしては良心的。
3ヵ月前払いがネックではあったけれど、
空きもありということで、早速申し込んだ。

先生は恐らく、私より少しだけ若い男の先生。
そんなに話上手ではなさそう。
でも、ピアノを習うのだし、そんなのはどっちでもいい。一応、描写したまでのこと。

私はそんなに、ジャズは詳しくない。

でも、一時期、イヴという日本人女性3人組のコーラスグループが好きで、NHKの音楽番組にレギュラー出演しているのをみていた。20代の頃だったかな。そのあたりは、はっきり覚えていない。

そこでは、L-o-v-eやペーパームーンなど、ライトなジャズスタンダードナンバーが披露されていて、毎週楽しみにしていた。

ナタリー・コールのアルバムもその頃かな。
ブームにのって、ボーカル付きの曲には
親しんでいた。
ドリス・デイもいいな。母がヒッチコックの映画が好きで、それで知った。ケセラセラもいいけど、二人でお茶をがスローで好き。声が何とも素敵。そして美人で。

なんて話を、どんな方向ですすめたいかを聞かれて、こたえた。もちろん、もっと簡潔に。

レッスンはコードを覚えることから始まった。
理論よりは、音で覚える、指を丸めたままシフトして覚える感じだった。
セブンス、メジャーセブンスの違いあたりから、
頭が混乱してきた。

それでも、何とか、課題曲のコード、簡単なアレンジパターンを言われた通りにやった。
先生は上手ですね、と言った。確かにリアルピアノに触れるのが嬉しくて、遠慮なく音を鳴らしていた。だが、その言葉には残念そうな響きを感じた。

すすむうちに、アレンジを自由にやることに
なり、ここで、私はどうにもできなくなってきた。

その時、言われたのが、大切なのはアイドルがいるかどうかだと。真似したいアイドル。憧れのアイドル。
それが、アレンジの引き出しになると。
大人になってピアノを始めた人でも、ジャズは
弾けると。

そうだったのか。
私にはピアニストのアイドルはいないし、
ジャズを聞き込んでいなかった。
先生の残念そうな、上手ですね、気のせいじゃなかったんだ。

そんなことを悟って、レッスン室を出たあと、
いつもはすぐに帰るけれど、次のマダムの
漏れ出るピアノを聞いて帰ろうと残った。
どれ位のレベルで弾いているのだろうと。

レッスン室に消えると、すぐに、
見事なピアノが鳴り響いた。重ねてボーカル。
聞いたことがある曲だ。でも、曲名がわからない。

あーなんて、堂々として、なんて、愛着に溢れているんだろう。

私には無理だ。ジャズの神様に失礼だ。

受け付けに、終了の旨を伝え、逃げた。


それから、数年後、職場で音楽オリエンテーションをすることになり、また、コードを覚え始めた。
今度は必要にかられ、手探りで。

あるときに、思いつきのメロディーを楽譜に書き起こしたら楽しくなって、密かな活動となった。
おとの組み合わせ方の規則を知りたくなった。

コードの支配する世界は不思議だ。
コード進行を考えてから曲ができるのか、
出したい雰囲気に任せてたら、王道の進行になっているのか、わからないことばかり。

コードネームがふっていない、クラシックだって、
和音の世界に支配されていて、そこにも、王道の進行が隠れているのだろうか。カノン進行以外も
あるのだろうか。

結局の所、今は、レッスンで取り組んでいる曲が
難しすぎて、なかなか、こちらには取り組めてはいない。
それでも、やーめたとは今度は思わない気がする。

一曲張ります。
ドリス・デイで二人でお茶を

Doris Day - Tea for Two (1950)