kiee piano blog

40代ピアノ愛好家の自作曲紹介、音楽ネタ。それ以外も。

週末、想い出オーケストラ

ダッタン人の踊りという曲を知ってますか?

私が初めてこの曲を聞いたのは、まだ中学生か高校生かの頃、某住宅メーカーのCM。

タッタラータラリーララタリラー

という、一番有名なメロディー部分が使われていて、当時、オリエンタルなんて言葉も浮かばなかったけれど、あまり聞き慣れない音の運びがとても印象に残った。


ボロディン オペラ「イーゴリ公」より「韃靼人の踊り」



その数年後、これを演奏した。

学生のころ、毎年夏にアマチュアの学生を集めて催されるオケイベントがあって、それに参加した。

オーディション、練習はNHKのスタジオで行われて、本番はNHKホール。指揮者はプロ。

プロ指揮者さんは、最初のうちは、音大の学部では恐らく専攻しない楽器を扱う我々の楽団のことをせせら笑ってる感があった。←遠回し堪忍です。
でも、だんだんと練習を重ねるうちに打ち解けたような空気を感じられるようになった。
最初のうち練習をしてくれた副指揮者さんも、厳しかったけれど、メイン指揮者さんを迎える準備を整えて下さった。

漠然とオケを聞いていた頃はわからなかったけれど、指揮者の仕事の大半はここにあるんだってことが遅ればせながらわかった。

基本的に上手い人の集まりで、総勢70人位はいたかな…。そのなかに埋もれる気持ちよさはなんともいえなかった。ピアノでは、よっぽどじゃない限りそんな経験できない。
私はそんなに上手くはなかったけれど、役員をしていたからスルーだったのが自慢にはならない所。

本番間近の決起飲み会では、先生も上機嫌ですっかり学生に打ち解けていた。

本番を迎えた日、NHKホールのどこから舞台裏に入ったのか覚えてない。
もし、その頃、スマホを持っていれば舞台裏や楽屋の記録を残していたろうに、何にもない。
唯一、教育テレビで放送されたのを録画したものは持っているが、今みたいと思うのは、始まる前までのこと。練習スタジオの音も聞きたい。

本番、舞台にでると、とても明るかった。客席はとっても広かった。拍手はパチパチじゃなくて、大粒の雨音みたいだった。
スタジオのときよりは響きを感じにくかった。それは客席に向かって飛んでいるからかもしれない。
二曲演奏して、ダッタン人の踊りは管やティンパニも入って迫力があった。練習で噛み合わなかった最後が本番でも噛み合わなかった気がするのだが、なんだか、勢いがあったし、先生さすがの指揮ぶりだし、自分の気のせいかもしれない。
一曲目はハーモニーが美しい曲で、楽器の音質にとてもあっていた。

本番を終え、意気揚々と街に繰り出して、109の前で勝手にアンコール演奏をして、先生も浮かれてタクトを振ったあの光景、残しておきたかったな。

後に某ドラマの監修に名があるのをみて、知り合いが有名になった気がして嬉しかった。
華々しい経歴を重ねてこんな我々のこと忘れてしまったかもしれないからね。










ボロディン:交響曲第2番&中央アジアの草原にて、ダッタン人の踊り(期間生産限定盤)

ボロディン:交響曲第2番&中央アジアの草原にて、ダッタン人の踊り(期間生産限定盤)